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人気の中小企業診断士で独立!〜士業で開業のススメ

みなさんは中小企業診断士という資格をご存知でしょうか?

 

資格試験のなかでもTOEICや簿記などと並んで上位に位置付け、日経新聞が行ったビジネスパーソンが新たに取得したい資格ランキングで第1位(2016年)となりました。

 

 

目次

  1. 1 中小企業診断士とは
  2. 1-1 企業から診断の仕事を受ける
  3. 1-2 近年人気を集めてきた理由
  4. 1-3 資格を取得してから即独立はできるのか
  5. 2 資格を取得するためには何が必要?
  6. 2-1 試験科目は7つ
  7. 2-2 平均勉強時間は1000時間
  8. 2-3 合格率は20%前後
  9. 3 独立開業して成功するにはどうすればよいか

 

1 中小企業診断士の仕事内容

 

企業診断

 

中小企業診断士は中小企業支援法を根拠とする国家資格の一つであり、経営コンサルタントのエキスパートと言えます。企業の成長戦略のアドバイスがおもな業務です。

 

会社の9割以上が中小企業である日本にとって、中小企業診断士の存在は欠かせません。各企業から経営診断や経営相談の依頼を受けるだけでなく、国や地方自治体から依頼を受けることもあります。

 

 

1-1 企業から診断の仕事を受ける

 

診断

 

中小企業診断士の業務内容は多岐に渡ります。企業から依頼を受ける場合、経営全般の診断・相談・指導をはじめ、教育訓練業務や研究・調査業務なども行います。

 

また、中小企業からだけでなく大企業からも診断業務の依頼を受けることがあります。

 

従来、中小企業診断士の制度は、公的な診断業務を行うという性格が強く、工鉱業、商業、情報の3部門に分かれて登録されていました。しかし、企業経営の多角化や経営情報システムの普及を考慮すれば、民間のコンサルタントとして部門別の登録をする意味はほとんどないとされ、2000年に登録部門の区分は撤廃されました。

 

 

1-2 近年人気を集めてきた理由

 

分析

 

中小企業診断士が民間のコンサルタントとして広く認識されるようになってからは、「仕事の能力向上に役立つ」「昇進・転職に役立つ」「独立に役立つ」などを理由として人気を集めます。

 

試験では経済知識、財務会計知識、経営理論などが問われるため、ビジネスマンに最も適した資格だとも言われています。

 

実際、企業では能力開発の一環として、診断士の資格取得を奨励・支援しているところも数多く見受けられます。

 

 

1-3 資格を取得してから即独立はできるのか

中小企業診断士は、公認会計士や弁護士とは違って独占資格ではありません。つまり診断士としての資格を持っていなくても企業のコンサル業務を行うことが可能で、実際、資格を持たない多くの経営コンサルタントが活躍しています。

 

中小企業診断士の資格取得後は、すぐ独立することも可能ですが、民間の会社で企業内診断士として経験を積んでから独立をする人が多いようです。試験に合格したからといってすぐに取引先を獲得できるようなスキルを得たわけではありません。

 

 

2 資格を取得するためには何が必要?

中小企業診断試験は年一回、8月に行われています。国家資格ということで難易度は高く、毎年1万3千人ほどが受験します。

 

 

2-1 試験科目は7つ

「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」の7科目が試験科目となります。

 

1次試験はマークシート形式で、2次試験が筆記、最終試験は口述試験となっています。

 

 

2-2 平均勉強時間は1000時間

 

試験科目

 

中小企業診断士試験に役立つような簿記知識や、試験科目を免除できる資格をもっていれば勉強時間はある程度短縮できるでしょう。
しかし、すべての試験科目を一から勉強するのであれば平均1000時間かそれ以上は覚悟しなければなりません。

 

 

2-3 合格率は20%前後

2016年に行われた一次試験の合格率は17.7%で、二次試験は19.2%でした。受験者は働きながら勉強している社会人が大半ですので、難易度の高い試験といえるでしょう。

 

・直近10年の受験者数と合格率

年度 1次受験者数 1次合格率 2次受験者数 2次合格率
H19 12,776 18.9% 3,947 20.2%
H20 13,564 23.4% 4,412 19.8%
H21 15,056 24.1% 5,331 17.8%
H22 15,922 15.9% 4,736 19.5%
H23 15,803 16.4% 4,003 19.7%
H24 14,981 23.5% 4,878 25.0%
H25 14,252 21.7% 4,907 18.5%
H26 13,805 23.2% 4,885 24.3%
H27 13,186 26.0% 4,941 19.1%
H28 13,605 17.7% 4,394 19.2%

(参照:J-SMECA「統計データ」)

 

二次試験合格後は、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事することで中小企業診断士として登録できます。
また、診断士の資格をとると、中小企業診断士協会に所属することができます。

 

中小企業診断士

 

 

3 独立開業して成功するにはどうすればよいか

前述したとおり、中小企業診断士は独占資格ではありません。そのため、資格がなくても企業から依頼さえあればコンサルタントして独立できます。

 

診断士の資格は日常業務に生かすことができるので、資格取得後、ほとんどは会社内診断士として活動しています。

 

独立開業している診断士は全体の3割ほどで、税理士や会計士の業務と兼ねて開業しているケースも多いようです。

 

・ 診断士は人脈作りが重要

 

人脈

 

活動している診断士の半数以上が15〜20年の業界経験があるとも言われており、それだけ実績と人脈が求められる士業と言えるでしょう。

 

人的ネットワークを構築することは、診断士に限らず独立開業するにあたり重要な要素になります。近年、診断士の間でも横のつながりが強くなる傾向にあり、各種研究会・定例会の参加は重要な仕事の一つです。

 

研究会では人脈作りのほか、スキルアップや情報交換などが盛んに行われています。中小企業診断士の資格を取ったなら少なくとも1つは研究会に参加するといいでしょう。

 

 


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