上司にペコペコ必要のない頭を下げるのはもう嫌だ。
同僚と反りが合わない。
職場での自分は自分ではないようだ。
仕事がきつい。
今の職場は自分にあっていないような気がする。
出勤の日は、朝起きると憂鬱…。
なんだか休日も楽しくない…。
ああ、もう働きたくない…。
目次
- どうなりたいのか、核となる想いを持つ
- なにをするかを、一つ決める
- 本気になる。極める
- 会社の形を決める
- 会社設立前に書き出しておくこと
- 会社設立に必要なものを揃える
- 会社設立を代行業者に依頼するのかどうか?
- 先人達の伝記を読む
自分で会社を設立できたらなあ…。
働きたくない人が会社を設立したいと思う状況とはこんなところでしょうか?もしくは、ただ単に働くのが嫌い。
メンドクサイ。
でもお金は必要だし、出来れば他人より多くのお金が欲しい。
自分で会社を設立すれば働かずして稼げるのではないか?と考える人もいるかもしれません。
ニート暮らしで今更就職出来ない。
就職先がない。
いつまでもこのままの暮らしは出来ないので、自分で会社を設立できないだろうか?と、考える人がいてもおかしくないでしょうし、夢を追っているので、働く時間は夢の為に使いたい。
しかし、夢を追うだけでは稼ぎにならないので会社を設立して、なんとか夢と平行できないかと考える人もいるかもしれません。
働きたくない人が会社を設立すると言う、一見矛盾したようなことも、少し考えれば色々なパターンが浮かび上がってきます。
そんな人達全員に共通して送ることのできる【働きたくない人の会社設立がうまくいく、8つの術】とはなんでしょうか?
1、どうなりたいのか、核となる想いを持つ。
これは働きたい、働きたくないに関わらず、会社設立をするのに非常に大切な部分であり、これをしっかり持っておかないと、例えば会社設立がうまくいき、事業がうまく軌道に乗ったとしても、フトしたことで進む道を見失う切っ掛けになりかねません。逆に言うと、ここだけしっかりとしたものを持っておけば、事業に失敗しても一旦ここに戻って、次のアプローチを考えられる、再チャレンジできる。言い方を変えれば何回でも失敗できる。失敗を成功の糧に出来るのです。
とは言っても、なにも大げさで大層なものでなくてもいいのではないでしょうか?
働きたくないから楽して儲けたいでもいいでしょうし、それこそ不老不死のクスリを開発したいなんてものでもいいと思います。
とにかく、何があってもブレないような強い想い(核)が重要になるわけですが、普段あまり想わないだけで、ちゃんと確認すれば何か一つは皆さんも持っているのではないでしょうか?
幸せになりたい。
楽しく生きたい。
そんなシンプルな想いもブレにくくいいのかもしれません。
例えば、料理人にも美味しいものを作りたい(味の探求)と想う料理人も、美味しいものを人に食べてもらいたい(他人を喜ばせたい)と想う料理人もいるでしょう。異性に持てたい、有名になりたいなんて想いの強いシェフもいることでしょう。
2、なにをするかを、一つ決める。
さて、自分はどうなりたいのか、核となる強い想いを確認したら次に必要になるのが、それをどう形にしていくかでしょう。ちょっと考えただけでも多くのパターンが出てくるかもしれないし、全く何も浮かばない人もいるかもしれません。
しかし、余り考えすぎても前に進まないので、エイッ!と、なにか一つ決めてしまいましょう。
例えば働かずして儲けたいと想っているだけだから、なにをするかなんて見つからないなんて人でも、全く何もしないで一日二十四時間を過ごしている人はいないでしょう。
今プラモデルを作っているならプラモデルを作る、ゲームをしているならゲームをする、なんでもいいので何か一つ決めてしまう。
一見全く関係がないものでもどこでどう繋がるかなんて誰にもわからないし、後々なにか見つかったら、それに柔軟に対応すればいいだけなのですから。
1の例えで言うなら、美味しいものを人に食べてもらいたいと想って、料理人になる人も、料理研究家になる人も、食材を作る人も、食器や調理器具を作る人も、写真を撮る人も、ライターになる人、挙げればきりがないほどのパターンがあるのです。
そしてその想いを持つ人が、料理人から始め、試行錯誤の末に写真家にたどり着いてもいいのではないのでしょうか?
3、本気になる。極める。
働かずして儲けたいと想っている人が、プラモデルを作るのが好きであったら、プラモデルを作ることは働くとは思わないのではないでしょうか?プラモデルを作る事を本気で極めてしまえば、そこにお金を儲ける道が見えてくるはずです。
実際にプラモデルを作ることで収入を得ている人もいるでしょう。ゲームをすることで収入を得ている人もいるでしょう。
一般にプロと呼ばれている人、例えばプロ野球選手などがパッと浮かびますが、彼らの中で仕事だと思いながら試合をプレーしている人は殆んどいないはずです。
みんな、その核となる部分は野球が好きだ、野球をやりたいと言うブレない強い想いがあるのではないでしょうか?
働かずに儲けたいと思っている人だけでなく、なにをするにも本気になることは大事だと思います。簡単なことのようで、実はなかなか本気になっている人は少ないように思います。どうせ無理だろうとか、こんなことに本気になっているなんて恥ずかしいとか、本気になるよりも先に、言い訳がきてしまうことが多くありませんか?
本気になる、覚悟を決めること。その道を極めるのにとても重要なことだと思います。
先の例で言いますと、美味しいものを人に食べてもらいたいとの思いが強いけれど、料理なんかできないしと諦めるまえに、御飯を炊くことだけを極める挑戦をしてもいいのではないでしょうか?御飯炊きのプロ!いいじゃないですか!
それが文章でも絵を描くことでも何でもいいのでとにかく本気になることが大切だと思います。
4、会社の形を決める。
なかなかどんなことでも極めることは容易ではないと思います。しかしながら、本気で覚悟を決め物事を進めていけば、次第に自分の設立したい会社の形が見えてくるのではないでしょうか?
そこで決めなくてはいけないのは、株式会社にするのかどうか?とは言っても、今は有限会社は設立できないでしょ?と、思われる方もいるかもしれませんが、株式会社でなくとも、売り上げや利益計画に確実な見込みがないうちは個人事業主から始めるという手段もあるのです。
他にも、合同会社という選択肢も場合によってはあるかもしれません。
しかし、株式会社と比べ、個人事業主や合同会社だと信用が低く取引がスムーズにいかない場合や、株式会社だと経費と認められるもののなかには、個人事業だと経費にならないものもあり、そのときの状況で会社の形を考えることが必要になりそうです。
個人事業主からはじめて、事業が軌道に乗ってから株式会社化するという考えでもいいでしょう。
そして昨今、急激に増えている合同会社。
西友やアップルジャパンなどが株式会社から合同会社に変ったのは有名ですが、中小だけでなく急激に合同会社の設立は増えています。
利益分配や、経営の自由度が高く、それでいて、個人事業主よりも社債の発行が認められている分、資金調達の幅が広いと言えるのもメリットの一つとなるでしょう。携帯電話の通話料やガソリン代などの料金も、合同会社なら個人事業主と違い、株式会社同様経費として認められるので(株式会社も合同会社も税務的には同じ)これもメリットのひとつとなりそうです。こちらもまた、合同会社から株式会社化することも可能ですので、個人事業主同様、選択肢の一つとして考えてもいいかもしれません。
5、会社設立前に書き出しておくこと。
会社名(商号)をどうするのか?
自分で決めるも他人に決めてもらうも自由ですが、これから長く付き合う名前ですのでその事を念頭に考えましょう。事業内容が想像しやすい社名や、覚えてもらいやすい社名を考えるのもいいでしょう。
事業目的はなにか?
なにをして利益を生み出すのか。幅を持たせて考えるのもいいでしょう。
所在地をどこにするのか?
定款を作るときまでに、事務所を借りるか、自宅でするのか、レンタルオフィスにするのかなど決め、会社の住所を決めておきましょう。
資本金をいくらに設定するのか?
株式会社の元手となる資金です。会社の運営に必要となるものを揃えた上で、やはり余裕をもって用意した方がいいでしょう。少なくても半年分は用意しましょう。
事業年度をいつにするのか?
減税期間や住民税の均等割りの支払額などを考慮しながら考えておくといいでしょう。
6、会社設立に必要なものを揃える。
株式会社設立には、四種類の印鑑を用意し、また印鑑証明も必要になります。あらかじめ用意しておきましょう。 そして、設立資金。収入印紙代(4万円 ※電子定款なら不要)、公証人に払う手数料(五万円)、登記に必要な謄本手数料(約二千円)、登録免許税(最低十五万円。資本金×0.7%)は必要になります。
7、会社設立を代行業者に依頼するのかどうか?
費用がかかりますが、無理をせず業者に設立手続きを依頼するのも手段の一つです。わからないことや疑問があれば、些細なことでもプロの方に聞いてみましょう。
8、先人達の伝記を読む。
本気で会社設立をしたいのに、どうしても一歩踏み出せない、気持ちが上がらない。そんな時には、先人達の伝記を読んでみるのもいいかもしれません。
もう生きていけないような絶望的な状況から、それでも諦めず大きな成功をおさめた人物、ただ遊んでいただけなのに、大成功してしまった人物。
世界を見渡せば、必ず一人はアナタを刺激してくれる先人が見つかるでしょう。
しかし、先人達を真似する必要はありません。何故なら、アナタにはアナタの呼吸が止まってしまう瞬間まで、無限の可能性があるのですから。