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軽自動車の白ナンバーが増えた?黄色ナンバーから切り替えるドライバーが急増!

2019年に日本で開かれるラグビーW杯を記念して、国土交通省は4月、特別仕様ナンバープレートの交付を開始したところ、これが軽自動車オーナーから大人気となっています。

 

特別仕様のナンバープレートは3種類あり、大会のロゴマーク入っていたり、ラグビーボールなどの模様が薄く描かれています。カラーはいずれも普通車同様の白色ですが、軽自動車にもつけられるということで、申し込みが殺到。結果、白ナンバーをつけた軽自動車をよく見かけるようになりました。

 

思わぬところで人気となったラグビー代表応援仕様のナンバープレート。これで人気のない黄色プレートとはおさらばとなるのでしょうか。

 

 

目次

  1. 1 寄付金による大会開催支援のナンバープレート
  2. 1-1 ラグビーナンバープレートの概要
  3. 1-2 軽自動車ドライバーから圧倒的な人気
  4. 1-3 弊害も?高速料金所は困惑
  5. 2 ナンバープレートで地域活性化?
  6. 2-1 ナンバープレートを新たな“走る広告塔”に
  7. 2-2 新地域名の表示も!
  8. 3 新たなビジネス誕生の予感?

 

1 寄付金による大会開催支援のナンバープレート

国交省は4月より「ラグビーW杯2019」特別仕様ナンバープレートの交付申請を受け付けており、時事ドットコムによれば、4月末までに申し込みがあった3万4134件のうち、78%が軽自動車向けだったことがわかりました。

 

 

1-1 ラグビーナンバープレートの概要

国内初となる特別しようのナンバープレートの交付対象となるのは、登録自動車(自家用・事業用)と軽自動車(自家用)に限られ、自動2輪車や事業用軽自動車、「わ」ナンバーのレンタカーなどは対象外となります。

 

・ラグビーワールドカップ特別仕様のナンバープレート

ナンバープレート

(▲1000円の寄付金を払うと図柄入りのバージョンで申込むことができる。 参照:自動車局自動車情報課 プレスリリース 平成29年2月13日付)

 

新車でも現在使用しているクルマでも取り付け可能で、使用しているクルマの場合、番号を変えずに交換することも可能です※。

 

なお、ナンバープレートの交付料金は地域により異なり、たとえば東京地区は7,000円(寄付金は別途必要)となります。その他の地域については最寄りの運輸局・運輸支局等で確認することができます。

 

1,000円以上の寄付金を収めると、図柄入りナンバーを選択することができます。国交省によれば、寄付金は、公共財団法人日本デザインナンバー財団が管理し試合会場への輸送力増強などに充てられることになります。

 

申し込みの受付はすでに開始されており、期限は2019年11月29日までとります。一般社団法人自動車標板協議会のウェブサイトで申込むか、もしくは、最寄りのディーラーや各種整備工場でも受け付けています。

 

図柄

(参照:自動車標板協議会

 

※ これまでナンバープレートの交換は、移転登録や変更登録等により番号が変更となった場合や滅失・毀損等の場合に限られていたが、道路運送車両法を改正し、同じ番号のままで図柄入りナンバープレートに交換することが出来る「ナンバープレート交換制度」が創設された。

 

 

1-2 軽自動車ドライバーから圧倒的な人気

軽自動車も白ナンバーをつけることができるため、ナンバープレート交換の申込者のうち8割近くが軽自動車向けとなっているようです。

 

黄色ナンバーをめぐっては、特に軽スポーツカーのオーナーからは「黄色ナンバーよりも色のバランスがいい」「シンプルにかっこいい」「普通車のように見えるから見栄えがいい」などと喜ぶ声が多く聞かれました。番号を変えずに交換できる点も申し込み増加に拍車をかけている模様です。

 

特別仕様ナンバープレートは2019年のラグビー終了後、廃車になるまで、そのまま付けることができます。ナンバープレートの使用終了後は、不正使用防止のための穴を開けた上で、取り外したラグビーナンバーを記念に保存することができます。

 

ナンバー

(▲ホンダの軽自動車S660に白ナンバーをつけた様子)

 

 

1-3 弊害も?高速料金所は困惑

軽自動車が白ナンバーを付けることで、高速料金所の通行などでトラブルが発生する可能性も指摘されます。

 

ETC専用レーンを除く一般レーンでは人が判断するため、普通車と軽自動車で異なる通行料金を要求するさいに紛らわしいといった問題が予想されます。
ドライバーにとっても軽自動車であるにもかかわらず、普通車料金を請求される可能性もあるため、注意が必要です。

 

ETCを装着した軽自動車ならこういった問題は起こりにくいと考えられるため、取り付けが推奨されます。

 

 

2 ナンバープレートで地域活性化?

国土交通省は、特別仕様のラグビーナンバープレートが好評だったことを受け、5月末、地域振興・観光振興にも活用するため、地方版図柄入りナンバーの導入を予定していると発表しました。交付は来年10月頃から開始される予定です。

 

 

2-1 ナンバープレートを新たな“走る広告塔”に

国交省はナンバープレートを地域の魅力を発信する“走る広告塔”として活用する方針です。
各地方の風景や代表的な観光資源をナンバープレートの図柄にする方針で、導入対象地域とその図柄を各地域から募集することが決定しています。

 

・ 地域特別ナンバープレートの申し込みスケジュール

期間 内容
2017年09月 導入申し込み
2017年12月 図柄の提案
2018年10月頃 ナンバー交付開始

 

地域特別プレートの導入対象地域となるためには、9月から受付開始する申し込みを行い、12月までに図柄の提案を済ませます。そして採用されれば、翌年10月頃から交付開始となる予定です。

 

なお、寄付金を活用する取り組みも予定されており、導入地域において地域の交通改善、観光振興等に資する取組みに対する支援として寄付金を活用する方針です。

 

・地方版図柄入りナンバープレートの例

地域

(▲現時点の案として「寄付金あり」のほうは4色カラーで、「寄付金なし」はモノクロとなっている 参照:国土交通省 報道発表資料 平成29年5月30日付)

 

 

2-2 新地域名の表示も!

また地方版ナンバープレートでは、地域の要望に応えるため、新たな地域名表示の追加募集も合わせて行っています。

 

・ 新地域名表示募集スケジュール

期間 内容
2018年03月 導入申し込み
2018年12月 図柄の提案
2019年度 ナンバー交付開始

 

新地域名を表示するには、登録自動車数が10万台を超えている、対象地域内に複数の自治体が存在するなどの募集要件が設けられました。

 

・ 募集要件

基準 内容
従来基準 対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていること。
追加基準 上記基準を満たしていない場合であっても、対象地域内に複数の自治体が存在し、当該地域の登録自動車数が概ね5万台を超え、地域名表示が当該地域を称するものとして相当程度の知名度を有すること。

 

 

3 新たなビジネス誕生の予感?

もともとはラグビーワールドカップを応援支援のために始まったサービスですが、思わぬ形で人気となった特別仕様ナンバープレート。特に軽自動車オーナーは、黄色ナンバーに対して不満を抱いており、交換意欲が強いことがわかりました。

 

また、地方版のナンバープレートの申し込みが殺到する可能性が高く、国交省は対応に追われそうです。

 

応援

(▲ラグビー日本代表を応援する国交省のポスター)

 

 


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