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【本当に出版不況?】乃木坂46白石麻衣の写真集、異例の20万部超えを達成

(出展:AKB48G NEWS)
(出展:AKB48G NEWS)

不況が嘆かれて久しい出版業界で、とあるアイドルの写真集が驚異的な売上を記録していると話題です。その女性とは、秋元康プロデュース・乃木坂46所属の白石麻衣さん(24歳)で、今年2月に発売されたソロ写真集「パスポート」が5月時点までで6度目の重版となり累計21万部を達成しました。

 

発行元の講談社は、発売後も一向に売り上げが落ちる気配がない事態に、「どこまで売れるかわからない」と話している模様です。
“本が売れない”と言われていた時代に、これほどまで出版部数が伸びた背景には何があったのでしょうか。

 

 

目次

  1. 1 そもそも白石麻衣ってどんな人?
  2. 1-1 まいやんの愛称で親しまれる
  3. 1-2 ソロファースト写真集は3万部の売上
  4. 2 2nd写真集「パスポート」が異例の売上を記録した理由は?
  5. 2-1 初版10万部発行という大采配
  6. 2-2 出版ビジネスの新たな販売方法に?

 

1 そもそも白石麻衣ってどんな人?

秋元康氏がプロデュースする乃木坂46は2011年に結成、今年で活動7年目に入った人気アイドルグループです。グループ名の「乃木坂」は最終オーディションで使用されたSME乃木坂ビルに由来します。

 

現在のメンバーは46人(正規、3期生含む)で、これまでにシングル17曲、アルバム3枚をリリース、またドラマやバラエティなどテレビ番組の出演や、映画・舞台もこなすなど幅広く活躍しています。

 

・ 正規メンバー一覧

(50音順)

秋元真夏 白石麻衣 伊藤純奈
生田絵梨花 高山一実 北野日奈子
生駒里奈 中田花奈 相楽伊織
伊藤万理華 中元日芽香 佐々木琴子
井上小百合 西野七瀬 新内眞衣
衛藤美彩 能條愛未 鈴木絢音
川後陽菜 樋口日奈 寺田蘭世
川村真洋 星野みなみ 堀未央奈
齋藤飛鳥 松村沙友理 山﨑怜奈
斎藤ちはる 若月佑美 渡辺みり愛
斉藤優里 和田まあや  
桜井玲香 伊藤かりん  

 

・ 3期生メンバー一覧

(50音順)

伊藤理々杏 久保史緖里 向井葉月
岩本蓮加 阪口珠美 山下美月
梅澤美波 佐藤楓 吉田綾乃クリスティー
大園桃子 中村麗乃 与田祐希

(参照:乃木坂46オフィシャルサイト

 

 

1-1 まいやんの愛称で親しまれる

話題となった白石麻衣さんは1992年8月20日生まれのA型で、2011年に1期生としてオーディションに合格しました。2013年にはファッション誌Rayの専属モデルとしてデビュー、2014年には「美容整形でなりたい芸能人・有名人の顔ランキングベスト50女性編」で第1位に選ばれるなど、女性からの支持も獲得します。
ファンからは「まいやん」の愛称で親しまれており、自己紹介をするさい、「白い肌がチャームポイント」とのキャッチフレーズで有名です。

 

 

1-2 ソロファースト写真集は3万部の売上

2014年末に発売された初のソロ写真集「清純な大人」(幻冬社発行)は週間売上3.2万部を記録しました。撮影を担当したのは写真家の第一人者として知られる篠山紀信氏です。

 

乃木坂46内では初週売上で第1位となり、姉妹グループであるAKB48のメンバーの写真集とあわせても第5位となるなど、人気の高さをうかがわせます。

 

 

2 2nd写真集「パスポート」が異例の売上を記録した理由は?

今年2月、講談社より発売された2作目の写真集が初週で10.4万部を売り上げました。オリコンによると2008年の週間“本”ランキングの集計開始以来、女性ソロ写真集(フォトブック、フォトエッセイを含む)でも歴代最高を記録。

 

※ それまでの1位だったのはアイドルグループ・AKB48所属の小嶋陽菜さんによる『小嶋陽菜1stフォトブックこじはる』で、が2014年1月6日付で記録した週間6.1万部だった。

 

 

2-1 10万部発行という大采配

ヒットとなった裏には講談社販売担当による緻密な販売戦略があったと2月18日付のオリコン記事で詳細に語られています。

 

「(白石麻衣さんの)過去に出版した写真集が男性から、フォトブックが女性から支持されたという販売データを持っており、企画段階から「ファン層の広さに可能性を感じていた。事前の予約数が過去に例のない伸び方をしていたので、この客観的なデータに加えて『白石さんほどの人気メンバーの写真集だから、この部数で勝負すべき』という社内評価が多かったことを受け、超異例の大部数を決断しました」

 

発売前に写真集から一部カットを解禁したところ、SNS上で話題を呼んだことが、初週で10万部を刷るという大采配につながったことを明かしました。

 

初版10万部のニュースとは各メディアで瞬く間に広がり、現在までで6度の重版となっています。予想を超える売れ行きに販売担当者からは、

 

「1週間で1万部売れれば写真集としてはヒット作と言われる部類に入るのですが、今回は1週間で10万部を超えてきている。あり得ない速度で売れていることで、書店さんたちが在庫の取り合いになっている状況です」(参照:オリコン

 

と、うれしい悲鳴が聞こえてきました。

 

このように20世紀最大のヒットと称される裏には、販売担当者らによる大掛かりな仕掛けと大胆な決断があったことがわかりました。

 

 

2-2 出版ビジネスの新たな販売方法に

白石麻衣さんの写真集が爆発的なヒットとなった例のように、現代のマーケティング戦略にとって、ツイッターを始めとするSNSの活用が欠かせないものとなってきています。

 

調査会社アイリサーチによると1日あたりのスマホの利用時間は、2時間以上が10代では約77%、20代では約64%、30代では51%といるとされます。

 

時間

(参照:アイリサーチ

 

使用しているスマホのSNSサービス・アプリの種類を問う調査では、第1位は「LINE」73.1%となり、次いで「Youtube」59.0%、「フェイスブック」26.6%、「インスタグラム」21.2%となりました。

 

アプリ

(参照:アイリサーチ

 

10代~20代の若者の間では、情報の入手方法はテレビや新聞、パソコンなどではなく、スマートフォンによるSNSアプリとなっていることがわかります。さらに、一度話題になればSNS特有の拡散機能により大きな集客効果を期待することができます。

 

デジタルマーケティング会社の京橋ファクトリーはSNSを使ったマーケティング戦略について

 

「SNSによってファンが増えたら、そのファンを囲い込むことで自社の情報を発信するアンバサダーとなってもらうことができます。アンバサダーが増えれば、広告費をかけずに自社の情報を拡散してもらうことができるようになります。長期的にはファンを増やすことではなく、その先のファンを囲い込んでアンバサダーとし、自社の情報を拡散してくれる人を増やす」(参照:株式会社京橋ファクトリー 2月21日付

 

と語ります。

 

情報入手の方法が紙からテレビへ、テレビからインターネットへと変わればマーケティング戦略も変わらざるを得ません。この度の写真集のヒットもSNSでの反響を見込んだ上での、ある意味戦略通りの結果だったのかもしれません。

 

 


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