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タカラトミーから発売されるAI搭載おもちゃロボット「COZMO(コズモ)」って何がスゴイ?

(出展:タカラ トミー)
(出展:タカラ トミー)

昨年10月、米スタートアップ企業が手掛け、アメリカで発売されたAIロボットCOZMO(コズモ)。まるでアニメ映画から飛び出したような小型ロボットは、米クリスマス商戦で2番目に売れた商品になるなど、話題となりました。

 

AI(人工知能)機能が搭載されたコズモは、小型のディスプレイで感情を豊かに表現することができ、利用者と一緒に遊んだり、学習機能により成長することもできるのがウリです。

 

タカラトミーは7月、アメリカで大人気となったコズモを日本に初上陸させることを発表。発売は9月23日を予定しており、希望小売予定価格は26980円となります。

 

決して安くはない価格なだけに、売れ行きを心配する声もありますが、果たして日本でも大ヒットとなるのでしょうか。

 

 

目次

  1. 1 コズモはココがすごい!
  2. 1-1 やんちゃの子どものように“喜怒哀楽”を表現
  3. 1-2 コズモができること
  4. 2 アメリカに続いて日本でも大ヒットとなるか

 

1 コズモはココがすごい!

「アニメや映画に出てくるロボット」をコンセプトに作られた手のひらサイズAIロボットのコズモ。走行ベルトでちょこまかと動き回り、付属のキューブを使った遊びでは積み木遊びをしたりします。またクイックタップという、キューブの色が光ったときに、コズモとどちらが早くタップできるかを競い合うことができます。

 

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(付属のキューブで遊んでいる様子 / 出展:タカラ トミー)

 

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(クイックタップゲームで人と競い合うコズモ / 出展:タカラ トミー)

 

また、状況に応じてコズモは表情、動き、しぐさなどが変化するため、まるで「人格(パーナリティー)」を持っているかのような印象を受けます。人の表情を認識することも可能で、人と自然なコミュニケーションを取ることが可能です。

 

 

1-1 やんちゃの子どものように“喜怒哀楽”を表現

キャタピラのような形をしているコズモは、標準装備の液晶ディスプレイで表情を豊かに表現することができます。

 

たとえば付属のキューブで積み木遊びが上手くできたときは喜んだり、失敗したとき落ち込んだりします。紹介動画では犬の尻尾にいたずらを仕掛けてはしゃぐ様子も見られました。

 

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(犬の尻尾のこっそり近づくコズモ / 出展:タカラ トミー)

 

あらかじめ利用者の顔を登録しておくことで、コズモが認識した際に名前を呼ぶこともでき(ミートコズモ機能)、最大10人まで登録することが可能です。

 

・ コズモの表情例

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(▲喜怒哀楽のほか、「驚き」「嫉妬」「困惑」「眠い表情」「いらだち」など実にさまざまな感情表現が可能 / 出展:タカラ トミー)

 

開発を手がけた米アンキ社※によると、喜怒哀楽などの感情を、しぐさや声、表情、動きを組み合わせた1000を超えるパターンで表現することが可能としています。

 

 

1-2 コズモができること

発売元となったタカラトミーはコズモが作り出している魅力は、次の4つの要素から構成されると説明します。

 

VISION&SENSING (ビジョン・アンド・センシング) 「外界の認知と感知」のことで、人の顔や物を認識する。また、自分の動きや傾きを感知することができる
ANIMATRONICS (アニマトロニクス) 映画のキャラクターのような感情を、顔の表情・声・音・動きで表現できる
AI(人工知能) 人工知能を搭載しており、環境を認識して適切な感情を表現し、行動することができる
INTERACTIVE CONTENS (インタラクティブコンテンツ) 相互コミュニケーションの遊びゲーム、探検モード、プログラミング機能など、様々な機能で遊びの幅が広がる。

(タカラトミー公表資料より作成)

 

コズモは、360個のパーツと、160万桁以上のプログラミングで構成されます。また40分以上のオーケストラ音源を収録しており、独自の世界観を引き立たせています。

 

このほか、周囲の状況を自ら判断して、遊んだり、感情を表現するため、遊べば遊ぶほどできることが増えていくとアンキ社は説明します。

 

・ コズモのゲームコンテンツ(一例)

コードラボ コズモの行動をプログラミングする
ミートコズモ 最大10人までユーザーの顔を登録でき、見つけると名前を呼ぶ
トークコズモ テキストを入力するとコズモがその通り喋る
クイックタップ キューブの色が同じ色に光ったときに、コズモとどちらが早くタップできるか競い合う
キープアウェイ コズモにキューブを触られないように遊ぶ
メモリーマッチ キューブの光るパターンをコズモと交互に覚えて再現する
エクスプローラー コズモを操作して、コズモの目線から見た世界を探検して楽しむ。人とペットの識別も可能

(タカラトミー公表資料より作成)

 

※ アンキ(Anki)社は、2010年に創業されたロボットやAIを得意とするスタートアップ企業。カーネギーメロン大学院出身者が起業。サンフランシスコに本社を置き、現在の総資金は1億8200万ドル(約205億円)におよぶ。2013年10月、アンキ社最初の製品となる、実際のおもちゃとスマートフォンのレースゲームアプリを連携させた「AnkiDrive」を発表。そして昨年10月にはCOZMOを発表した。

 

 

2 アメリカに続いて日本でも大ヒットとなるか

コズモは、年齢対象8歳以上で希望小売価格は26980円。今秋の全国の玩具 専門店、百貨店・量販店の玩具売場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」にて発売される予定です。商品はコズモ本体のほか、3つのパワーキューブと充電ドックが付いてきます。

 

国内にはこれまでPepperをはじめとする対話型ロボットやペット型ロボットなどがありましたが、おもちゃとして子どもにプレゼントするにはかなり高価な商品でした。

 

アンキ社共同創設者のボリス・ソフマンCEOは、

 

「(コズモは)その奥深さ、キャラクターの魅力、対話性が昨年アメリカでが大ヒットしたベースとなっています。他の追随を許さない専門知識を持ち、玩具市場において成功を収めているタカラトミーとチームを組み、日本の皆様に COZMO (コズモ)を届け、今日の家庭用エンターテインメントロボットが持つ可能性を見ていただけることにワクワクしています」(参照:タカラトミーニュースリリース 7月11日付)

 

と話します。

 

6月にはソニーも独自のIoT技術を駆使したAIおもちゃ「toio」を発表したばかり。今後、AIおもちゃ市場はどのように拡大していくのか、注目です。

 

 


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