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米誌フォーブス、25歳以下の世界で最も稼ぐスポーツ選手をランキング

(出展:Celebrations Cake Decorating)
(出展:Celebrations Cake Decorating)

数十億円の年俸が飛び交うプロスポーツ界。選手1人を獲得するのに数百億使うことも決して珍しくありません。

 

スペイン・マルカ紙によれば、サッカー強豪クラブ「レアル・マドリード」に所属するクリスチアーノ・ロナウド選手に設定された契約解除金は10億ユーロ(約1240億円)に及ぶとされます。現実的に退団する場合は、年俸含めて4億ユーロ(約496億円)となるの見方が強いものの、世界で500億払えるクラブがどれほどあるでしょうか。

 

このほかサッカーではリオネル・メッシ、バスケではレプロン・ジェームス、テニスではノバク・ジョコビッチなどが有名ですが、米経済誌フォーブスは6月、世界で最も稼ぐ25歳以下の若いプロスポーツ選手をランキング化し、発表しました。

 

果たして1位に輝いたのはどの選手なのでしょうか。

 

 

目次

  1. 1 25歳以下のトップアスリート10傑
  2. 1-1 25歳にして年収41億円
  3. 1-2 タイガーウッズを超える逸材?
  4. 1-3 大学1年次にドラフト1位で選出
  5. 2 8位以下の若き選手たち
  6. 2-1 白い巨人の未来を背負って立つ若者
  7. 2-2 イタリアの名門クラブからイングランドへ移籍
  8. 2-3 アメフト界から唯一選出

 

1 25歳以下のトップアスリート10傑

フォーブスは昨年6月から今年6月までの1年間で世界で最も稼いだ25歳以下の10人を選出し、発表しました。

 

・世界で最も稼ぐ25歳以下のプロアスリート

順位 選手名 年収 出身国 競技
1 ネイマール 3700万ドル(41.7億円) ブラジル サッカー
2 ジョーダン・スピース 3450万ドル(38.9億円) アメリカ ゴルフ
3 カイリー・アービング 2990万ドル(33.7億円) アメリカ バスケットボール
4 アンソニー・デイビス 2810万ドル(31.7億円) アメリカ バスケットボール
5 ハリソン・バーンズ 2390万ドル(26.9億円) アメリカ バスケットボール
6 ブラッドリー・ビール 2330万ドル(26.2億円) アメリカ バスケットボール
7 アンドレ・ドラモンド 2210万ドル(24.9億円) アメリカ バスケットボール
8 ハメス・ロドリゲス 2190万ドル(24.7億円) コロンビア サッカー
9 ポール・ポグバ 2120万ドル(23.9億円) フランス サッカー
10 マイレズ・ギャレット 2070万ドル(23.3億円) アメリカ アメリカンフットボール

(参照:フォーブス「The World’s 10 Highest-Paid Athletes 25 And Under In 2017」を元に作成)

 

 

1-1 25歳にして年収41億円

トップとなったのはブラジルが生んだサッカーのスーパースター、ネイマール選手で、昨年の年収は3700万ドル(41.7億円)でした。スペイン強豪のバルセロナに所属し、2021年までの契約を結んでいます。同選手はナイキやパソナソニックを始めとする多くのスポンサー企業とも契約しており、フォーブスによれば本業よりも稼ぐ唯一の選手となります。

 

ブラジル・サンパウロで生まれたネイマールは、17歳で地元のクラブ「サントス」とプロ契約を交わし、2011年に南米年間最優秀選手賞を獲得。その後、活躍が認められて2013年にバルセロナへの入団が決まり、今の活躍に至ります。

 

(▲ネイマール選手 25歳 / 出展:FC Barcelona)

 

 

1-2 タイガーウッズを超える逸材?

2位にはアメリカ出身プロゴルファーのジョーダン・スピースが選手されました。23歳にして昨年の年収は3450万ドル(38.9億円)で、2015年には世界ランク1位を手にし、史上最年少で年間王者のタイトルを獲得しました。現在、男子世界ランク3位で、賞金ランキング4位、新BIG3の筆頭とも言われています。

 

ジョーダン選手は、現在コカコーラやロレックスなどの有名企業とパートナー契約を結んでおり、過去12ヶ月間でスポンサーと出演料などから2900万ドルを稼ぎました。タイガーウッズを超える逸材とも称される選手です。

 

ジョーダン

(▲ジョーダン・スピース選手 23歳 / 出展:FC Barcelona)

 

 

1-3 大学1年次にドラフト1位で選出

3位にはバスケ界から昨年NBAチャンピオンとなったカイリー・アービング選手が選出されました。クリープランド・キャバリアーズ所属の25歳で、昨年の年収は2990万ドル(33.7億円)となります。

 

2011年の大学1年次にドラフト1位でキャバリアーズに指名され契約を結びました。2014年にはファン投票によりオールスターに選手され、MVPを獲得します。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは米国代表として全試合に先発し、同代表チームを優勝に導きました。

 

カイリー

(▲カイリー・アービング選手 25歳 / 出展:Wicked Facts)

 

ランキングは7位までバスケットボール選手が占めました。
4位アンソニー・デイビス選手は2810万ドル(31.7億円)、5位ハリソン・バーンズ選手は2390万ドル(26.9億円)、6位ブラッドリー・ビール選手は2330万ドル(26.2億円)、7位アンドレ・ドラモンド選手は2210万ドル(24.9億円)となります。

 

 

2 8位以下の若き選手たち

今回のランキングでは、球技別でバスケットボール選手5人、サッカー選手3人、ゴルフとアメリカンフットボールが1人ずつとなります。
国籍別では、アメリカ人7人、ブラジル人・コロンビア人・フランス人がそれぞれ1人ずつでした。

 

 

2-1 白い巨人の未来を背負って立つ若者

スペイン強豪のレアル・マドリードから選出されたハメス・ロドリゲスはコロンビア出身の25歳で、2014年のブラジルW杯の日本戦でゴールを決めた選手でもあります。トヨタ自動車のCMにも起用されていることでも有名です。

 

年収は2190万ドル(24.7億円)で、ファッションブランドのカルバンクラインや中国電機メーカーのファーウェイなどとスポンサー契約を結びます。さらにコロンビア代表チームと契約しているアディダスは、同選手に対して背番号10のユニフォームを着用するよう求めていると伝えられています。

 

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(▲ハメス・ロドリゲス選手 / 出展:Eterno Magnifico)

 

 

2-2 イタリアの名門クラブからイングランドへ移籍

9位にランクインフランス代表のサッカー選手のポール・ポグバは、イタリアの名門ユベントスから昨年7月に古巣のマンチェスター・ユナイテッドに復帰。その際の移籍金はサッカー移籍市場最高額となる1億500マンユーロ(約135億円)と言われました。

 

24歳のポグバ選手は、年収2120万ドル(23.9億円)、アディダスと10年50億円の契約を結んでいると言われています。米メディアのESPNによる「世界で最も有名なアスリート100」の40位にも選出されました。

 

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(▲ポール・ポグバ選手 / 出展:Pundit Arena)

 

 

2-3 アメフト界から唯一選出

米NFLから選出されたマイレズ・ギャレットは、オハイオ州に本拠地を置くクリーブランド・ブラウンズに所属する選手です。若干21歳にして年収は2070万ドル(23.3億円)におよびます。

 

同チームは2017年のドラフトにおいて、大学在籍時から注目を浴びていたマイレズ選手を全体1位で指名しました。今年4月よりクリーブランドの一員として活躍しています。

 

ギャレット

(▲マイレズ・ギャレット選手 / 出展:247Sports)

 

あまりの高額な移籍金に対して「馬鹿げている」と批判を受けることも少なくないプロスポーツ業界。果たして今後はどのような若きスターが誕生するのか、注目です。

 

 


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