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会社経営者になるには何が必要?手続き方法も解説!

会社経営者になることは、多くの人にとって魅力的なキャリアの一つです。しかしその道のりは、責任と挑戦に満ちています。会社経営者になるためには、必要なスキルと手続きを理解し、適切に進めていく必要があります。

 

特に、経営者になるためには熱意と情熱が欠かせません。自分のビジョンや目標を明確にし、それに向かって努力することが重要です。さらに、経営学やビジネスに関する知識やスキルを身につけることも不可欠です。経営学の学位を取得するか、ビジネス関連の研修やセミナーに参加することで、ビジネスの基礎知識や経営戦略を学ぶことができます。

 

この記事では、会社経営者になるために必要なステップと手続きについて解説します。経営者になるための教育や経験、起業の手続き、ビジネスプランの作成、資金調達など重要なポイントを詳しく掘り下げながら解説するので、参考にしてみてください。

 

 

1 会社経営者になるために必要なものとは?

会社経営者になるために必要なものとは

 

会社経営者になるためには、まずは適切な教育と経験を積むことが重要です。経営学の学位やビジネスに関連する修士号を取得することで、ビジネスの基礎知識や戦略的思考を身につけることができます。また、実務経験やリーダーシップの役割を果たす機会を積むことで、経営者としてのスキルや洞察力を磨くことができます。

 

次に、起業の手続きが必要です。独立起業する場合は、事業計画の作成や資金調達、法的な手続き(会社設立や登記)などが必要です。既存の会社の経営者になる場合は、事業の買収やフランチャイズ加盟の手続きを進める必要があります。専門家の助けを借りながら、正確に手続きを進めましょう。

 

さらに、ビジネスプランの作成も重要なステップです。ビジネスプランは、会社のビジョン、目標、戦略、財務計画などを詳細にまとめたドキュメントです。これは、経営者のビジョンを明確にし、将来の成長や収益性を追求するための道筋を示す重要なツールです。市場分析、競合分析、販売戦略、人材計画など、ビジネスプランには多くの要素が含まれます。注意深く計画を立て、将来の成功を見据えたビジネスプランを作成しましょう。

 

 

2 経営者になるための手続きや方法とは

経営者になるための手続きや方法とは

 

次に経営者になるための資金の集め方や、会社設立の手続き方法について見ていきましょう。経営者と会社設立者は必ずしもイコールという訳ではありませんが、ここでは会社を設立して経営者になるケースを想定していますので、両者を同一視して見ていきます。

 

 

 2-1 資金を集める

会社を経営するためには先立つもの、すなわち資金が必要となります。前章では、経営者には閃きやバイタリティーといった資質がプラスになることを見ましたが、仮にそれらが備わっているとしても、何よりもお金がないと事業をスタートすることができません。

 

資金を集める方法の代表的なものには銀行からの借り入れ、すなわち融資があります。また、助成金や補助金を活用するという方法もあります。なお、融資の場合も助成金・補助金の場合も、事業計画書等の各種書類の作成が必要となります。これらは忙しい経営者には負担となる作業です。

 

他には近年では、インターネット上で資金を集めるクラウドファンディングという方法もあります。インターネットを通じて、これから販売を考えている、または開発しようとしている商品やサービスの魅力をアピールし、販売までの資金を得るという方法です。

 

通常、クラウドファンディングでは募金額に応じてリターン、すなわちクラウドファンディングにて取り扱ったそのものの商品・サービスといった返礼品を用意します。しかし、希望額に満たなかった場合は販売に漕ぎつけなかったり、会社や商品のイメージが損なわれたりするというリスクもあります。

 

また、設立する会社が株式会社である場合は、株式会社の特徴でありメリットでもある、出資者(株主)を募って資金を集めるという方法もあります。ただし、この方法は自分(経営者であり社長)と出資者の株式比率に注意をしておく必要があります。

 

なぜなら、自分が他の出資者よりも多くの株式を保有していないと、自分と出資者とのパワーバランスが崩れ、出資者の発言権が大きくなる等の恐れがあるからです。以上は資金集めの代表例ですが、いずれの方法にも注意すべき点がある、すなわちデメリットもまたあります。

 

経営者にはそれぞれの資金集めの特徴やメリットとデメリットを知り、そして融資の場合には返済の計画性を持つ必要があるということです。

 

 

 2-2 会社を設立する

そもそも会社の経営者となるためには会社を設立する必要があります。そのためには、会社の種類を知ることと、会社を設立する手順を知り、会社設立に備えることが重要です。

 

会社の種類とは、令和の現在においては実質的に株式会社が合同会社に絞られます。かつては有限会社という種類もありましたが今は選択することができず、他にも合資会社等の種類がありますが、合同会社がある現在では合資会社等を選択するメリットはありません。

 

株式会社と合同会社の特徴を見ていきましょう。株式会社には、株式会社という響きからくるメジャー感や信頼感、安心感があります。そして、株式によって資金を第三者からも集めることができるという特徴があります。合同会社の場合は株式という手段に依って資金を集めることができません。

 

その合同会社には、株式会社ほどのメジャー感がないことから、株式会社よりも信頼感に欠けるというきらいがあります。

 

一方、株式会社が従わなければならない法律や規則が多いことに対して、合同会社にはより自治権が認められているという特徴があります。そのため、合同会社はスモールビジネスに適した会社の種類であるといえます。

 

次に、会社の設立手続きについて見ていきます。会社の設立手続きは細かく記すと相当な長さとなりますが、概要としては、定款の作成、株式会社の場合は定款認証の実行(合同会社は不要)、出資金の払込、会社設立登記と印鑑届出を法務局にて行う、というものとなります。

 

会社設立にかかる費用は株式会社の場合は概算で24万円、合同会社の場合は定款認証が不要なこともあり、概算で10万円です。

 

以上の手続きや費用はあくまでも会社設立登記を完了させるまでのものです。会社を設立した後には、税務署や自治体への会社設立届の提出、年金事務所への社会保険加入手続き、従業員を雇っている場合は労働保険の加入手続き等とそれらに伴う諸費用の支払いが待っています。

 

会社設立手続きには、専門的な用語が度々出てきて、そして手続きの順番があります。もし、用意した書類に不備がある等して後戻り作業が発生した場合には、時間がかかることとなり、想定した時期に事業を始められない事態になることもあり得ます。

 

会社設立という大事な時期と、設立にかかる時間を勘案して、専門家に会社設立の代行を依頼するということも選択肢の一つです。

 

以上の会社設立に関わる基礎知識をより深め、実感を持つための手段として、次の項で見るようなセミナーに参加するという方法があります。

 

 

 2-3 セミナーに参加する

起業や経営者のためのセミナーに参加をして情報を収集することは、会社設立に、そして設立後の経営に大いに役立ちます。また、セミナーには同じ立場の人が参加しますので、コネクションを作ることにも繋がります。

 

セミナーの開催母体は様々です。地域ごとに多様な団体が開催をしていますので、インターネットで検索するのも良いですし、自治体に問い合わせるのも良いでしょう。

 

その中でもお勧めなのは、地域の商工会議所に問い合わせをすることです。商工会議所とは、地域の大企業から中小企業までのあらゆる業種の会社が会員となっている、会社や街づくりへの各種支援活動を行い、地域の企業に対する情報発信源となる団体です。

 

商工会議所が母体となった起業セミナーも数多く行われていますので、まずは商工会議所に問い合わせをしてみると良いでしょう。仮に直近にセミナーがないとしても、商工会議所と繋がりを持つことで起業や経営に対する情報を得る足がかりとすることができます。

 

また、セミナーには開催母体や内容に応じて様々なものがあります。例えば、会社の設立方法を扱うもの、資金の調達方法を扱うもの、また融資や補助金・助成金を受ける際に必要となる事業計画書の作成を扱うもの等です。

 

文字を読むだけではなかなか定着しないような情報も、セミナーを受講することで理解が深まります。そして、セミナーに参加することで後に協業先や取引先となる人と知り合える可能性もありますので、積極的にセミナーに参加し、商工会議所とも関わるのが良いでしょう。

 

 

3 経営者に向いている人が備える特徴、資質とは

経営者に向いている人が備える特徴、資質とは

 

会社経営者になるためには、以下の特徴や資質が向いています。一つずつ確認していきましょう。

 

 

 3-1 向上心がある

経営者には常に前進していくことが求められます。現状維持や停滞はジリ貧となり経営に悪影響を及ぼすことになります。経営者に求められる資質の一つは向上心がある、ということです。

 

学びはどのような状況からでも得ることができます。目を背けたり受け止められなかったりすると、そこに学びは生じず、言い訳や同じ失敗を繰り返すことになります。

 

常に学びの姿勢を持ち、前回はここが駄目だった、または成功と失敗の分岐点だったと分析をして、次にどんな一手を打つかと絶えない向上心を持っていることが、経営者に向いている人の特徴の一つとなります。

 

 

 3-2 タフである

経営者には事業の運営をはじめとして、資金繰りや取引先との折衝、社内の人員やプロジェクトの進捗の管理等の実に多くのタスクがあります。これらをこなすために必要となるのはタフさです。

 

また、これだけ多くのタスクを担うからには、うまくいかないこともあれば、ミスをしたり手落ちとなったりすることもあることでしょう。時には、資金不足のまま決済日が近づいたり、事業の運営に失敗して損失を出したりして不安や心配に襲われて眠れない日も来るかもしれません。

 

しかし、経営には逆境や損失がつきものであり、経営を続けていくためにはそのような苦境を乗り越えるためには、明日は明日の風が吹くという気概を持ち、目の前の小事よりも先にある大きな目標に向かっていくという心持ち、すなわち精神的なタフさが必要とされます。

 

経営者に向いている人とは体力的なタフさに加えて、物事に動じない、肝っ玉が太いという精神的なタフさを持っている人、また一時期流行ったような「鈍感力」を持っている人といえます。

 

経営には失敗がつきものです。そもそも経営者とは、言われたことをミスなくそつなくこなすような職種ではありません。舵取りを行うこと、挑戦することが経営者に求められている仕事です。経営者は資金繰りや取引先との折衝といった、会社の経営を左右するような重要な役割を担います。また、買掛金の支払いや融資の返済、従業員への給料の支払いに追われ、時に資金繰りに窮することもあるでしょう。

 

そのような時は暗澹とした気分となったり、行き詰まったりように感じることも出てくるはずです。それでも前進するためには挑み続けるしかありません。

 

勝敗は兵家の常という言葉がありますが、経営者を勝負に挑み続ける兵家と見立てると、経営者にとって勝ち負けは表裏一体であり勝つときもあれば負けるときもあるということになります。そのため、経営者には一つ一つの負けを引きずらないメンタリティの強さ、つまり精神的なタフさを持っていることが求められます。

 

失敗は成功の糧、明日は明日の風が吹くという位の気概を持つことが、経営を前に進め明日を迎えるための重要な要素となります。

 

 

 3-3 確固たる信念を持っている

経営者になると多くの人から実に多くのことをいわれるものです。時に求めていないアドバイスを言われることもあるでしょう。あるいは、会社を設立する段はこれからであるとしても、会社設立とは一大イベントであり、物珍しいものでもありますので、それに対しても人は様々なこと言ってくるものです。

 

それらの意見に一切聞く耳を持たない、心を閉ざすというのも良くありませんが、色々言われることに対して確固たる信念は曲げない、迷わない、ブレないというメンタリティは経営者にとってとても重要な資質です。

 

何か言われる度に考えを変えたり、あるいは失敗をする度にその都度信念を曲げて方針を変えたりしたのでは、たどり着く場所も道筋も混迷を極めてしまいます。従業員を雇っている場合は、従業員もその都度変わる方針に戸惑い、経営者であるあなたに不信感を抱いてしまうでしょう。

 

また、経営者とは孤独なものです。成功しているときは良いですが、うまくいかなくなったときはその反動で手のひらを返して批判をされることがあります。そして人間とは、大きな成功よりも小さな失敗の方を取り上げて非難をするものです。

 

メジャーリーガーの大谷選手を考えてみましょう。大谷選手が日本プロ野球球団に入団する際、ピッチャーとバッターの二刀流として挑戦していくことを表明したときには、多くの批判や非難が飛び交いました。

 

二刀流が成功したといえる年でも、どちらかに専念していればもっと結果を残せるのにという必ず勝てる立ち位置からの批判は止まず、また調子が悪くなると手のひらを返したように「ほら見たことか」の声が溢れました。

 

しかし、大谷選手は確固たる信念を曲げず、他の誰よりも自分自身への自信を失わず、結果でその声をその都度見返してきました。もし途中で周りの声に流されてどちらか片方に専念していれば、ここまでの二刀流としての結果は残せていませんでした。

 

経営者はここから多くのことを学ぶことができます。逆風が吹いた時、ミスが続いたときに確固たる信念を曲げない、自分自身への自信を失わないことは、経営者にとって経営を続けるためには不可欠な資質です。

 

経営は時の運もあります。少しのタイミングの遅れやボタンの掛け違いで好機をつかめないこともあるでしょう。しかし、自分を信じて走り続けることが会社の成功を最大限まで伸ばすことに繋がり、そして経営の結果の如何に関わらず自分の人生の足跡になるといえるでしょう。

 

 

 3-4 柔軟性がある

先に信念の大切さを見ましたが、度を超えた信念は時に囚われとなり、頑固さとなってしまいます。自分にだけは見えているものがある、または自信があるということで貫く信念には価値がありますが、無闇に意固地となり人の意見に心を閉ざして下す決断は、信念と別モノです。

 

経営者に必要なのは信念と、そして柔軟な思考力です。決断を下すためには時機を見逃さない判断力や待つという忍耐力も必要ですが、時に状況や流れの変化や敏感に反応して方向性を変えることも重要です。

 

もちろん、先のことを完全に読み通せる人はいません。結果としてあの時はこうすれば良かったと分かることもありますが、それは結果論です。経営者として大事なことは、時に方向性を変えることも辞さない、自分の考えに囚われずにその時の状況に応じた最適と思える柔軟な決断を下すことといえるでしょう。

 

 

 3-5 プレゼン能力に長けている

経営者にはプレゼン(プレゼンテーション)能力が求められます。プレゼン能力とはすなわちアピールする能力であり、より突き詰めていえば、例えばスペックだけを見ると(あるいは実際に)大した特徴がない商品でも、その人が紹介することで魅力的と思えるような説明の仕方ができる能力のことです。

 

経営者には取引先への商品の売り込み時や、銀行の融資の際の事業計画等の様々なプレゼンの機会があります。そのときにうまくアピールできなければ、せっかくのチャンスをふいにしてしまうことになります。「あの人は口が達者だ」と思われる位の方が経営者には向いています

 

 3-6 バイタリティーに溢れている

経営者にバイタリティーがあることは会社にとって非常に有益です。ここまで何度か言及したように、経営者は責任が重く、多忙であり激務となりやすいため、かかる精神的な負担は相当なものです。

 

そして、体力面においても経営者にはタフさが求められます。経営者には、日中は取引先や銀行への訪問や社内への指示・管理を行い、そして夜間には接待の場に参加するという一日も多く出てくるはずです。

 

人付き合いや接待も重要な経営者の仕事ですので、経営者は体が資本となります。経営者が体力的にタフであり、バイタリティーがあればその密度を濃くすることができ、会社にプラスに働きます。

 

また、バイタリティーに溢れていることは人格的魅力にも繋がります。その人の周りには、その人を慕う人が集まってくるということです。人が集まることで大きな流れやコミュニティーができ、経営面において大いに役立ちます。

 

従業員にとっても、バイタリティーに溢れている経営者のもとで働くことは働きがいの向上へと繋がります。また、経営者がバイタリティーに溢れていることで会社の活力アップとなり、社風にも大きなプラスの影響力を与えることになります。

 

世の中には、一体いつ休んでいるのか、動くのを止めれば死んでしまうのではないかと思われるほど生命力に満ち溢れている人がいます。経営者に向いているのもそのような特徴を備えている人です。

 

経営者にはここまで何度も触れたように実に多くの役割、タスクがあります。それらを受け止めて切り抜けるためには経験やアイデアが必要ですが、まず先立つものはバイタリティーです。

 

バイタリティーに溢れている人は周囲から慕われ、人同士の繋がりができ、その人の周りに自然にコミュニティーが形成されていきます。

 

仕事も趣味も一生懸命で、常にエネルギッシュで推進力がある、すなわちバイタリティーに溢れていることは、経営者にとって非常に重要な資質です。

 

 

 3-7 社交的で明るい

経営者には様々な立場の、多くの人との付き合いが発生します。自分は人付き合いが苦手で内気であると思っている経営者では、自分だけではなく相手にも気を遣わせることになり、経営面において良い影響は与えません。

 

社交的で明るい、人付き合いが苦ではなくむしろ人が好きであることは、人から好かれるための重要な資質です。しかし、たとえ口下手で明るくふるまくことができないとしても、誠心誠意を尽くして接することで、相手に抱かせる印象は随分と違うものとなるはずです。

 

また、経営者は会社の顔となり、そして社風にも大きな影響を与えます。経営者が落ち込んでいたり暗い顔をしたりしていては会社の評判も社内の空気も悪くなります。あまりうまくいっていない時でも経営者が率先して明るくすることで、あの会社はいつも明るい、元気が良いという評判に繋がるでしょう。

 

 

 3-8 時代の流れに敏感である

経営者が時代の流れを読むこと、感じ取ることはビジネスにおいて非常に重要なポイントでとなり、会社の経営の今後に大きく影響します。

 

特に現代は、インターネットやコンピューターの発展によりかつてない程のスピードで目まぐるしく状況や環境、そして価値観が変わります。これらの変化を敏感に察知しないと、ビジネスにおいては気づいたときには取り残されてしまった、泥沼にはまってしまったということになってしまいます。

 

経営者には情報収集を怠らずに常にアンテナを張っておくことが求められます。情報の収集にはインターネットやメディアはもちろん、生身の人とのコミュニケーションも非常に重要です。

 

また、流れに敏感であるということは、社内の労働環境の整備や改善にもプラスとなります。何か問題が起きていることを察知することで素早く対策を講じることができるからです。経営者が流れに敏感であることは、経営においても従業員の働きやすい環境づくりにおいても有用となるでしょう。

 

 

 3-9 人たらしである

人たらしとは、愛嬌のよさや、人の懐に入り込む能力のことです。経営者が人たらしであることは、従業員がこの人のために働きたい、がんばりたいと思う気持ちを持つことに繋がります。取引先にとっても、多少無茶な注文でも苦笑いしながらでも前向きに取り組んで貰える元となります。

 

もし経営者に愛想がない、愛嬌がない場合は、人も離れ、また人の入れ替わりが激しくなり、経営に良くない影響を及ぼすでしょう。

 

 

 3-10 閃きやアイデアがある

閃きとは、仕入れや商品販売のタイミング、交渉時の勝負どころ等を嗅ぎ分けるセンスや決断力を指します。

また、時代の流れを察知し機運に乗じて次から次にアイデアや戦略を思いつく力のことでもあります。

 

現代は、インターネットの普及、そして定着により、商品の流行り廃りや移り変わりはスピード感を増す一方です。ヒットした商品、サービスがあったとしても、次の一手を投じないとあっという間に埋もれてしまうことになりかねません。

 

経営者には会社を発展させていくという使命があります。そのためには、勝負どころの見極めに長けていたり、次の一手を閃いたり、斬新なアイデアを思いついたりといったセンスが必要となります。

 

また、アイデアを産み出すことは経営の次の一手に繋がります。アイデアを産み出すことで、周囲や社会にあの人(会社)がまた何かを始めたみたい、あの人の近くにいると楽しいという高揚感や期待感を持たせることができます。

 

例えば、花札メーカーからゲームメーカーへと事業転換して空前の成功を収めた任天堂のように、新しいアイデアを出す、大きく事業転換をすることで成功する会社の事例もあります。

 

しかし、アイデアを産み出しっ放しでまた別のアイデアに取り組むのでは、いつまでも定着せずどれも中途半端に終ってしまう可能性があります。大事なのはアイデアを産み出すこと、そして産み出したアイデアを大事に育てることです。

 

 

 3-11 行動力がある

経営者となるのに望ましい気質の一つとして、行動力の高さを挙げることができます。思い立ったら即行動し、その行動力に溢れた気質からその人を中心として渦やコミュニティーができ、人や状況が集まったり動かしたりすることに繋がります。

 

周りの人を動かすということは時に人を振り回すことにもなりますが、指示するだけではなかなか動かないのもまた人間という生き物です。経営には、時に後先を顧みない位の行動力や、自分の都合やわがままを押し通そうとする我の強さが前進力となることがあります。

 

行動を起こすことによりリアクションが発生します。そして、結果に対して責任を持つのが経営者の立場です。行動を起こさないことには何も起こらず、また現状維持を望んだとしてもジリ貧の未来が待ち受けています。

 

失敗を恐れずに前に進む勇気を持つ、結果は後でついてくるものだから先ずは自分の信念を信じて突き進む、という気質が経営者には求められるといえるでしょう。

 

アイデアがあるとしても、実行に移せないでいるとそのアイデアはないのと同じことです。また、従業員にアイデアを実行に移す指示をしただけでは、なかなか思うようには動いてくれません。自分が率先して行動を起こすことで物事は先に進み、従業員もついていく、ついていかざるを得ないものです。

 

時に経営者には人を振り回すほどの強引さが求められます。従業員に気を遣って行動を制限したり行動のタイミングを探ったりしたところで、重要なのは経営成績です。経営成績が芳しくないと会社や従業員にとってマイナスとなります。経営者に求められるものはアイデアと行動力ということです。

 

 

 3-12 仕事が趣味の一つである

仕事と趣味、また休みの線引きは大事ですが、もし仕事が趣味の一つであるのならば、それは自分にとっても仕事(会社)にとっても幸せなことであり、経営は天職であるといえるでしょう。または、会社を我が子のように捉えて会社の成長を楽しむことができるのなら、会社にますます愛着が湧くことでしょう。

 

 

4 まとめ

会社経営者になるには

 

この記事では、会社経営者になるために必要な要素や手続き方法について解説しました。経営者になるためには、熱意と情熱が必要です。自分のビジョンや目標を明確にし、それに向かって情熱を持って取り組むことが重要です。

 

さらに、起業手続きも重要なステップです。ビジネスの形態を選択し、会社設立や登記の手続きを進める必要があります。法的な要件や規制に従いながら、ビジネスプランを作成し、資金調達や経営体制の構築を進めましょう。

 

なお、このとき、専門家の助けを借りることもおすすめです。経営者になるにはリーダーシップ能力も必要です。チームをまとめ、ビジョンを共有し、人々を指導してモチベーションを高めることが求められます。また、継続的な学習の姿勢も重要です。ビジネス環境は常に変化しており、新たな知識やスキルを身につけることで、成長し続けることができます。

 

会社経営者になるためには、責任と挑戦に満ちた道のりが待っていますが、その先には魅力的なキャリアや成功体験が待っています。自身のビジョンを追い求め、経営の知識を習得し、起業手続きを進め、リーダーシップ能力を養い、継続的な学習を行うことで、会社経営者としての成功を目指しましょう。


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