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インターンシップ参加の学生が大幅増加〜最新のインターンシップ状況を分析〜

就職後、「イメージとは違った」など理想と現実のミスマッチを無くすために始まったインターンシップ。
文部科学省は6月、大学等におけるインターンシップの実施状況についてまとめ、これを発表しました。

 

資料によると、大学におけるインターンシップ参加学生数は前年より14000人増え、約86000人と過去最高を更新。参加学生は平成10年より右肩あがりに増え続けています。
一方、インターンシップ実施校は、高い伸びを記録していた2011年以降も、わずかながら増加傾向にあります。

 

本記事では文科省が公表した「平成27年度 大学等におけるインターンシップ実施状況について」をもとに解説します。

 

 

目次

  1. 1 最新(2015年)の実施状況概要
  2. 1-1 インターンシップを単位認定している学校74.3%
  3. 1-2 参加学生数、大幅増加で8万人超え
  4. 2 国立大学での実施率が最も高く、参加率は公立大学が最も高い
  5. 2-1 国立大学の実施率95%超え
  6. 2-2 参加率はトップでもわずか5.1%
  7. 3 海外インターンシップで最も人気なのはアメリカ

 

1 最新(2015年)の実施状況概要

調査は全国782大学、343短期大学、57高等専門学校を対象に行われ、95.3%の回答率を得ました。
インターンシップは、資料によれば、学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリア に関連した就業体験を行うことと定義されます。

 

 

1-1 インターンシップを単位認定している学校74.3%

インターンシップを実施している学校のうち、単位認定している大学は581校※(全体の74.3%)で、昨年度より1.4ポイントの増加でした。全体では、単位認定している学校(特定の取得に関係しないもの)は773校で、65.4%となりました。

 

学校の種類 参加校数
大学 730校 特定資格に関係しない 581校
特定資格に関係する 602校
短期大学 300校 特定資格に関係しない 135校
特定資格に関係する 237校
高等専門学校 57校 特定資格に関係しない 57校
特定資格に関係する 0校
合計 1087校   1055校

(参照:文科省)

 

※ 「特定の資格取得に関係するもの」を除いた数字。「特定の資格取得に関係するもの」とは、特定の資格取得のために現場で実施する実習(例:教育実習、看護実習、臨床実習など)のこと。

※実施校数」は、特定の資格取得に関係するものとしないもののいずれか又は両方を実施している大学等があるため、合計数は 一致しない。

 

 

1-2 参加学生数、大幅増加で8万人超え

2015年にインターンシップに参加した学生は全体で76万7266人となり、このうち大学生が63万1939人、短期大学生12万5665人、専門高校生9622人となりました。

 

・学校別の参加学生数比較

学校の種類 参加人数
大学 631,939人 特定資格に関係しない 86,248人
特定資格に関係する 494,448人
短期大学 125,665人 特定資格に関係しない 5,894人
特定資格に関係する 117,791人
高等専門学校 9,622人 特定資格に関係しない 9,379人
特定資格に関係する 0人
合計 767,226人   713,760人

 

このうち、大学におけるインターンシップの参加学生数(特定の資格取得に関係しないものに限る)は、2005年時と比較して2倍以上に増加しました。2015年の参加人数は8万6248人で昨年より14195人増加し、最近のインターンに対する意識の強さがうかがえました。

 

・ 大学でのインターンシップ参加人数推移

2005年 30,222人
2006年 34,125人
2007年 39,010人
2008年 42,454人
2009年 50,430人
2010年 49,726人
2011年 62,561人
2012年 66,818人
2013年 67,691人
2014年 72,053人
2015年 86,248人

 

参加人数

(参照:文科省)

 

 

2 国立大学での実施率が最も高く、参加率は公立大学が最も高い

大学におけるインターシップの実施率と参加率では、実施率が最も高いのは国立大学で、参加率が最も高いのは公立大学であることがわかりました。

 

 

 2-1 国立大学の実施率95%超え

国公私立別のインターンシップ実施状況(特定の資格取得に関係しないものに限る)では、全581校のうち国立大学が82校で実施率95.3%とトップでした。ついで私立451校・実施率74.2%、公立48校・実施率54.5%となりました。平均すると74.3%の実施率です。

 

大学の種類 実施状況
国立大学 84校 特定資格に関係しない 82校
特定資格に関係する 79校
公立大学 69校 特定資格に関係しない 48校
特定資格に関係する 56校
私立大学 559校 特定資格に関係しない 451校
特定資格に関係する 467校
合計 712校   712校

 

 

2-2 参加率はトップでもわずか5.1%

国公私立別の学生参加数と参加率では、公立大学が7390人、参加率5.1でトップでした。ついで、国立大学18527人・参加率3.1%、私立大学60331人・参加率2.9%となりました。

 

学校の種類 参加人数
国立大学 116,896人 特定資格に関係しない 18,527人
特定資格に関係する 98,369人
公立大学 56,597人 特定資格に関係しない 7,390人
特定資格に関係する 49,207人
私立大学 407,203人 特定資格に関係しない 60,331人
特定資格に関係する 346,872人
合計 580,696人   580,696人

(参照:文科省)

 

 

3 海外インターンシップで最も人気なのはアメリカ

将来海外で仕事がしたい、就職がしたい学生は、海外インターンシップ制度を利用することができます。国内での実施校は335校、参加人数は5111人にのぼります。

 

しかし、参加率は平均して0.2%とかなり低く、日本人留学生が年々減少しているとたびたび指摘されます。

 

国別では、大学の場合、アメリカが最も多い30.7%、次いでオーストラリア12.7%、中国6.4%、台湾5.4%、韓国3.3%と続きます。
また、短期大学ではアメリカに次いでカナダが人気のインターン先となり、高等専門学校では、台湾が12.9%でトップとなります。

 

・大学における国別インターン先人気ランキング

順位 国・地域 割合
1 アメリカ 30.7%
2 オーストラリア 12.7%
3 中国 6.4%
4 台湾 5.4%
5 韓国 3.3%
6 ニュージーランド 1.7%
7 ドイツ 1.7%
8 カナダ 1.5%
9 イギリス 0.7%
10 フランス 0.5%
  その他 35.4%

 

・ 短期大学における国別インターン先人気ランキング

順位 国・地域 割合
1 アメリカ 22.0%
2 中国 13.0%
3 ドイツ 6.9%
4 イギリス 4.5%
5 フランス 3.8%
6 台湾 2.5%
7 オーストラリア 2.4%
8 韓国 1.3%
9 カナダ 1.1%
10 ニュージーランド 0.0%
  その他 24.3%

 

・ 高等専門学校における国別インターン先人気ランキング

順位 国・地域 割合
1 台湾 12.9%
2 アメリカ 11.3%
3 フランス 10.0%
4 中国 6.6%
5 オーストラリア 2.8%
韓国 2.8%
7 イギリス 1.3%
8 ドイツ 0.6%
9 カナダ 0.0%
ニュージーランド 0.0%
  その他 51.7%

(参照:文科省)

 

 


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